収入が多いのに貯金がない!どうして?
このような悩みを持つ方には、実は似たような家計管理の特徴・行動のクセ・金銭感覚などがあります。
例えばそれは、貯金するタイミングだったり、お金の把握の仕方だったり、日々のお買い物のクセだったりするわけですが… 。まずは、これらの共通点を15個ピックアップしてみましたので、一つひとつその原因と対策を考えていきましょう。
1.“貯金額の目標”を設定していない。
高収入の方は、自分が収入が多いことに安心・油断してしまっていることが多いようです。つまり「いつでも貯金ができる!」という過信が、逆に計画性をもった貯金を阻んでしまっているということ。これを直さないと、いつまでたっても貯金はできないのです。
「自分には●●歳までに▲▲▲円の貯金が必要なんだ」「そのためには月々■■■円の貯金をしなくてはならない」という分かりやすい目標設定をおこない、1日でも早く行動をおこすことが大切なのです。
2.“お金の仕組み”に無知。
税金、保険、ローン、金利、利子など…。世の中のお金の仕組み、お金の情報に無知であることも高収入なのに貯金がない人の特徴です。
収入が多く日々の生活に余裕があると、どうしても本気で節約に取り組む“きっかけ”がありません。お金の仕組みに無知・無関心なままだと、長い期間のうちに大きな損をしてしまう事になってしまいます。
3.翌月のカードの“支払い金額”を知らない。
クレジットカードは便利でお得なツールですが、使い方を間違えるとあなたを破滅のラビリンスへ導く、諸刃の剣でもあります…。
特に、その支払い金額を把握していないなんてのはもってのほか。 月々の生活に余裕のある高収入のひとは意外と支出に無頓着だったりしますが、それが元で人生につまずくなんてことは良く聞く話です。クレジットカードを使う際は、十分に注意して利用するようにしましょう。
4.毎月の“支出”を把握できていない。
これは基本中の基本。毎月の生活費がいくらかかっているのか?それが多いのか少ないのかが分かっていないと、家計の改善なんてできませんよね? これも毎月の生活に余裕があるがゆえに、支出についての意識がルーズになっているからなのです。
5.“家計簿”をつけていない。
これは前述とほぼ同じ。高収入の人は生活に余裕があるので、家計簿をつけなくてもなんとなく生活できてしまっています。しかし逆にその方がタチが悪いんです。
家計簿をつける目的は「何にいくらお金をつかっているのか?」を見える化して、問題点を見つけやすくするためです。問題点さえ分かれば対策も打てるので、家計は改善にむかうはずです。 家計簿をつけること自体がゴールではなく、あなたの家計の問題点を見つけることを目的としましょう。
6.貯金は“その月に残ったお金”からする。
じつは、貯金ができない人にもっとも多い特徴がコレ。
貯金ができている人は、そのほとんどが「貯金の先取り」をしています。つまり、“給与が入ったらすぐに貯金をして、残りのお金で生活をする”という家計管理の方法です。
逆にこれをやらないと、ダラダラと浪費が増えてしまう原因となります。特に収入の多い方は、ゼイタクに慣れてしまっており、浪費グセがついてしまっている場合が多いので注意が必要です。
7.自分にいくら“貯金”があるのか知らない。
そもそも、自分にいくら貯金があるのか、正確に把握していないというパターン。
例えば、貯金ができる人は銀行口座をハッキリと役割分担させていて、貯金専用の口座・カード引き落とし用の口座・給与振込&日々の生活費用の口座…など、使うお金・使わないお金の選り分けがしっかりできているので、貯金額が明快です。
貯金できない人は、このあたりの管理がゴチャゴチャなので、いったい自分にいくらの貯金があるのか?を把握できていない事が多いようです。 ほかにも理由はいくつかありますが、いずれも「自分はそこそこ収入があるんだ」という油断がルーズな金銭管理の原因となっているわけです。
8.自分にいくら“借金”があるのか知らない。
借金というのは、ローン返済だったり、何かの滞納金だったり、親や家族から借りたお金だったり…。カードの分割払いやリボ払いだって立派な借金のひとつです。
高収入の方は物欲・消費欲が高い傾向があるので、ついついこれらの借金をしてしまいがち。借金がいくつもあると、いま自分が月々にいくらの返済義務があり、借金の返済がいつまで続くのか?が分からなくなってしまいます。 これではいつまで経っても貯金は貯まらないですよね?
9.欲しいものがあると、“無理をして”でも買う。
高収入の人はお金に余裕があるので、欲しいものを手に入れることができます。つまり我慢することや、買い物を思いとどまることが出来なくなってしまいます。 よって、ちょっと高いものでも無理して購入し、それが積もり積もってローン地獄に陥ってしまいます。 これは冗談ではなく、実は高収入の人によくありがちな破滅パターンなのです。
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