お金は使わないと増えません。
お金を増やすのなら、使うのが一番近道です。
お金を使って、しっかりリターンがあるのなら、お金を使えば使うほど増えていくようになります。
本を読んだり、友人の交際費にお金をかけたり、趣味でパソコンや英語といった習い事をします。
知識や技術が身につくと、仕事でも生かせるようになり、高く評価されるようになります。
当然、周りから一目置かれるようになるでしょう。
人からの情報も集まりやすくなり、頼られるようになり、昇進もしやすくなるのです。
結果として、収入が上がります。
お金は使えば使うほど、自分の中に固定資産が増えていきます。
知識、知恵、人脈、技術などの、無形固定資産です。
もし使っても何の効果も得られなければ、お金の使い方が誤っている証拠です。
たとえば、宝くじです。
宝くじは、何の成長もない使い方の1つです。
単純に宝くじで一発当てようと大量に買い込んでも、本人の知識や技術力など関係なく、運でしかないのです。
力持ちの人、運動神経がいい人、英語が話せる人など、そんなことはまったく関係ありません。
単純に、時の運に任せるしかありません。
それでいて、何かが自分の中に残るわけではありません。
もし当たらなければ、知識も知恵も人脈も技術も、何も自分の中に残らず、ただお金だけが減っていくのです。
お金が当たったとしても、努力を伴わず稼いだお金なので軽く見てしまい、あっと言う間に使い切ってしまいます。
宝くじは当たっても当たらなくても、あまりよい話ではないのです。
お金をしっかり稼ぐ人は、自分をしっかり高めることができている人です。
コミュニケーション能力があったり仕事の進め方がうまかったり、視野が広い人であったりします。
最初からそうであったわけではありません。
お金をかけてたくさんの本を読んだり、人付き合いにお金を使ってきたりしたことで、成長ができたのです。
お金を、誰にも盗まれない無形固定資産に変えるのです。